介護職志望の方必見!各施設の特徴を徹底解説
介護

2018年11月30日

介護職志望の方必見!各施設の特徴を徹底解説

今あなたが働いている介護施設はどんな職場ですか?
一口に介護施設と言っても、全国に12万5千を超える施設があります。(平成26年介護サービス施設・事業所調査の概況|厚生労働省 平成26年10月1日現在)
これだけの施設数があり、どの施設も形態も違えば職場環境も大きく異なります。

 
・今の職場は自分に合っているのだろうか
・そもそも施設形態はどんな種類があるのだろう
・名前だけは聞いたことあるけれど実態は良く知らない
  そういった疑問をお持ちの方は意外と多いのではないでしょうか。
  今回は自分の職場と比較して、他の施設はどんなところ?気になるポイント、知っておいたら良いことをお伝えします!
求人をお探し中の方はもちろん、現在介護施設などで実際にお仕事をされている方もご参考にして頂ければ幸いです。  
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1. 特別養護老人ホーム(通称:特養)で働く

介護施設のイメージ 特別養護老人ホームを大きく分けると従来型特養とユニット型特養があります。
 

【従来型特養の特徴】


・多床室、フロア単位の介護 ユニットを意識したグループケア(10〜20人を1単位)を取り入れているところもあります。
・夜勤人員基準は利用者25人に対し1名配置しています。
・安全、安心や介護のしやすさを主眼に整備されてきたため、死角が少なく、業務効率が高いと思います。
・個浴を整備しているところは少ないのですが、特浴・機械浴を整備し活用しているところは多いです。性別や身体状況に応じて入浴日時が固定化されており、介助者も誘導・着脱・洗身と業務分担する対応が主です。
・通常配置で1人当たりの夜勤回数は4〜6回/月程度になります。

《業務・ケア内容》


・10人を1人で見るのではなく、20人を2人で見る為、介護職員1人当たりの負担は平均化され軽くなると思います。
・他職員が近くにいるため、分からないことが聞きやすく、1人介助が難しい場合にも対応しやすいです。
・少人数チームの場合は仕事を残していく事が難しいため残業が多くなりがちですが、業務中の記録が可能な施設においては残業がほとんどなく定時で帰れるケースが多いのは嬉しい所です。
・業務の流れがルーチン化されているケースが多く覚えやすいと思います。
・排泄介助や食事介助、入浴介助など複数の職員で対応するため助け合いながらの業務が可能です。
・1部屋で2〜4人まとめて安否確認等できる為、他の施設にくらべ巡視しやすいと思います。
・シフトごとにやる業務内容が明確(早番は入浴担当など)です。
・夜勤は入り・明け・休みのサイクルが主流となります。

《給与・福利厚生》

・通常月の平均税込み月収 194,200円 (公益財団法人介護安定労働センター 平成27年度介護労働実態調査結果より)です。
・従来型の場合、賞与が手厚いなどより福利厚生面が充実している事業所も多いので、探せば探すほど隠れ好求人が見つかるかもしれません。

《スキル・キャリアパス》

・1フロアの入居者数も多いため、様々なケースを見ることが出来、介護技術のスキルアップが可能です。
・1人になる時間が殆どないので、未経験者が安心して働けるのは実は従来型です。
・施設にもよりますが、独り立ちまでの期間が長めに設定されている(指導体制の充実)ため、いきなり多くを任される可能性は高くありません。

《その他》

・共同空間が多く死角が少ないため事故のリスクが低いです。
・夜勤の際、別途仮眠時間を設けることが出来る所多し(ユニットの場合はしっかりとした仮眠は取りづらい)
・地域との交流が根強いところも多く、ボランティアさんなども比較的多いと思います。

【ユニット型特養の特徴】

・地域密着型(29床以下+ショートステイ)と広域型がありますが中身はほぼ同じと考えてよいです。
・個室、1ユニットMAX10床になります。
・2006年度から正式スタートのため比較的新しい施設形態です(介護度も比較的低くなる傾向 3.5前後)
・夜勤人員基準は2ユニットで1名となります。
・ほとんどが個浴対応(特浴、機械浴がないとこもある)で誘導から洗身まで1対1対応が主です。
・通常配置で1人当たりの夜勤回数は4〜5回/月、常勤を5人/ユニットの場合は3〜4回/月になるケースも多いです。
・日中は10人の少人数ケアで良く、20、30人単位といった足並みを揃えた介護をする必要がありません。
・従来の集団ケアから個別ケア、介護空間から共同生活空間ということをキーワードにグループホームの理念を取り込んでいます。そのため、ユニットは家であり、居室は利用者の部屋となります。専有、専用の空間、時間が従来より多数あり、ソフト、ハード両面でプライバシーを守りながら1人1人に寄り添ったケアの提供がやりやすくなっています。
・入浴介助は1対1が基本。誘導〜入浴まで全て1人の職員が担当するため利用者に安心感を与えることができ、又働く側としてもイレギュラーな点が少ないと思います。
・准夜勤体制も多く、夜勤の業務負担が少ない(就寝介助・朝の食事介助なし)ただし、夜勤を終えるその日を休日とカウントするので、入り明け休みという概念がなくなる事があります。
・1ユニットあたりの利用者人数が少ないので状態把握がし易いと思います(関係性の構築)

《給与・福利厚生》

・通常月の平均税込み月収 194,200円 (公益財団法人介護安定労働センター 平成27年度介護労働実態調査結果より)です。

《スキル・キャリアパス》

・同じ施設内であってもユニットごとに特色があり、比較的元気な利用者が多いところは外出レク等に力をいれていたり、外出が難しい場合は室内の時間や設備に力をいれていたり優先順位やケア方法もユニットごとに様々。そのため、ユニットが変われば違う施設のような印象を受け、キャリア面からみるとひとつの施設で複数の施設経験を積むことに近い
・各ユニットにリーダー必置のため、出世ポストが多い(フロアリーダー、ユニットリーダー等)

≪その他≫

・共同空間が多く死角が少ないため事故リスクが低いと思います。
・少人数チームの場合はユニット内に1人でも相性が悪い同僚がいると致命的だが、多人数の場合はどうにかなる!(と思います・・)
・夜勤の際、別途仮眠時間を設けることが出来る(ユニットの場合はしっかりとした仮眠は取りづらい)
・地域との交流が根強いところも多く、ボランティアさんも多い印象です。

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2. 介護老人保健施設(通称:老健)で働く

老健イメージ画像 特養と同じようなイメージを持たれる介護老人保健施設。実際はどのような施設なのでしょうか。

≪特徴≫

・ユニット型と従来型があります
・地域密着型と似た類型でサテライト型、併設型があります
・デイケアが併設されていることが多いです。
・夜勤人員基準は・・・ユニット型は2ユニットにつき1名配置。従来型は40名以下は1名、41名以上は2名以上配置※夜勤者のうち看護師を配置している施設は約8割です。
・常勤医師が常駐します。
・看護+介護の配置基準は3:1以上
・うち看護:介護の割合は2:5
・PT、OT、STの配置が義務
 

≪運営≫

・病院と在宅の中間施設として位置づけられ、在宅復帰に向けたリハビリ機能を果たす役割のため生活の場としての機能は薄れます。
・在宅復帰率が高い強化型と従来型があり割合としては後者が多いです。
・前回の介護報酬改定により看取り加算が新設されています。
・介護度は3.0〜3.5が多いと思います。

≪業務・ケア内容≫

・特養よりも軽度の方が多く、また在宅復帰を前提としているため自分のことは自分でということに前向きな利用者も多いため介護職員の身体的負担が軽くなる傾向にあります。
・基本的に看取り介護ではないため、精神的負担は少ないと思います。
・在宅復帰を目的とし、リハビリに力をいれている為、機能回復や在宅復帰される利用者様をみる喜びがあります。

≪給与・福利厚生≫

・通常月の平均税込み月収 227,000円 (公益財団法人介護安定労働センター 平成27年度介護労働実態調査結果より)
・従来型の場合、賞与が手厚いなどより福利厚生面が充実している事業所も多いです。
・給与面、福利厚生面が充実。特に特養と比べると夜勤手当が高いところが多いです。
・制服がある施設が多いと思います。

≪スキル・キャリアパス≫

・医療ニーズが高く、医療知識を習得しやすい環境です。
・PT・OT・STなど他職種との連携や医療知識を学べると思います。
・特養に比べ、入退所の回転率が高いため、多くの症例、ご利用者様に関わることができます(引き出しが増える)介護士として成長できる環境だと思います。

≪その他≫

・医者、看護師などの医療従事者の配置が手厚く安心です。
・24時間看護師配置による急変時および夜間帯の安心感が強いです。

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3. 介護付有料老人ホーム(通称:有料)で働く

有料老人ホームイメージ画像
有料老人ホームといっても、施設によって実に様々。どんな施設があるのか以下に解説していきます。
 

≪特徴≫

・居住系施設を営利法人に整備させるためにできたモデルのため運営法人は営利法人がほとんどを占めます。
・平成17〜18年の総量規制を境に横ばい〜減少傾向にあったが、近年は地域密着型の整備推進の影響もあり増加傾向にあります。
・個室型が多く、ユニットケア(グループケア)を取り入れているところが多いです。
・多くはありませんが通所を併設している施設もあります。
・総量規制から介護付と自立の混合型も多いです。
・近年は利用料水準が中所得者向けのものが増加傾向にあります。
・夜勤人員基準は定員数に関わらず介護または看護職員を常時1名以上を配置します。
・看護+介護の配置基準は3:1以上
・うち看護の配置は 利用者30名までは1名配置、以降50人刻みで+1名
・看護師とは別に機能訓練指導員の配置必須です。
 

≪運営≫

・夜間の医療体制は夜勤看護師の配置やオンコールなど様々で高級型の有料老人ホームほど夜勤看護師がいる印象があります。
・民間型特養などと表現されることもあるなど、生活空間を意識して存在しています。

≪利用者≫

・介護度 2〜2.5 ※施設コンセプトに幅があり平均は実態をとらえていない施設も多いと思います。
・いろいろと施設の利用料に依存します。

≪業務・ケア内容≫

・利用料が高級志向なら自立度が高いため、介護職員の身体的負担が少ないと思います。
・自立の方が多くコミュニケーションなども比較的取りやすいです。
・『接遇(せつぐう)』の考えを重視、サービスの提供という意識があり、マナー面のスキル向上や利用者のニーズに細かく対応ができます。もし介護技術に自信があり、接遇の面を学んで行きたい方にはピッタリの施設かと思います。

≪給与・福利厚生≫

・通常月の平均税込み月収 203,800円 (公益財団法人介護安定労働センター 平成27年度介護労働実態調査結果より)
・初任給ベースは特養に比べ低いのですが、頑張り次第で役職・運営に回れれば安定収入の確保も可能です。

≪スキル・キャリアパス≫

・異動の可能性はありますが、複数施設を持っている会社であればホーム長・運営などキャリアアップが多様です。またそれ以外にもポジションが多く用意されている事が多く自身のスキルと経験を高め、多角的にお仕事をされていきたい方にはおすすめです。
・接遇マナー面のスキル向上がよりし易い環境だと言えます。

≪その他≫

・高級感の高い施設〜アットホームな施設までハード面でも多種多様で選択肢が多い
・施設内が綺麗で、原則個室の施設が多く、居室内にトイレ完備が多い
・医療・食事・余暇活動など、力を入れている部分が施設によって明確です。
・夜勤看護の配置があるなら医療体制が介護職として安心です。

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4. デイサービス・デイケアサービス(通所介護)で働く

デイサービスイメージ画像 介護職の中では特に人気の高い施設、デイサービス。求人をお探しの方でもまず上がる施設形態です、デイの人気の秘密はなんでしょうか。

≪特徴≫

・月延利用者数に応じてデイケアは通常型-大規模型、デイサービスは小規模型-通常型-大規模型に分類され、それぞれで基準及び介護報酬が異なります。
・デイケアは常勤医師(兼務可)の配置基準があるため医療法人または老健併設型がほとんどとなりますが、デイサービスは特養・介護付・住宅型・サ付・GH・単独など様々な形をとります。また近年は小規模デイサービスとして民家改修型(お泊り可など)が増加中です。
 

≪人員配置≫

・デイサービスとデイケアで異なり、デイケアにおいてはPT・OT・STの配置基準があります。
・看・介護の配置に関してデイサービスは3:1以上、デイケアは10:1以上です。
・とりわけデイサービスにおいては機能訓練加算の有無(常勤専従1以上)により看護等の医療従事者の配置にばらつきがでます。

≪運営≫

・サービス提供時間はデイケアでは1h刻み、デイサービスでは3時間以上5時間未満、5時間以上7時間未満、7時間以上9時間未満があり、3時間以上5時間未満の場合は午前・午後の2単位としリハビリや余暇活動、レスパイトケア(家族の精神的疲労を軽減するため、一時的にケアの代替を行うサービス)に特化し入浴サービスなしとするところも多いです。
・行事や食事、リハビリなどとりわけデイサービスにおいて様々な特色があり、何に力をいれているかで業務の流れ優先順位、利用者像が決まります。

≪利用者≫

・介護度は様々ですが、認知症対応型として積極的に重度疾患の方の受入をしているところもあります。

≪業務・ケア内容≫

・コミュニケーションを取れる方も多く、利用者を楽しませたり盛り上げたりすることが好きな方には向いていると思います。
・他施設と比較して自立度が高いため、介護職員の身体的負担が少ないです。
・看取りがないため精神的負担が少ないです。
・送迎があるため、家族と関わったり、利用者の背景を把握できます。

≪給与・福利厚生≫

・通常月の全国平均は税込み月収168,400円(公益財団法人介護安定労働センター 平成27年度介護労働実態調査結果より)
・原則夜勤がなく、土日や年末年始が休みであることが多いなどから、給与待遇は見劣りますが就業日や時間に魅力があることが多いです。そのため子育てしながら正社員として働くことが可能な形態だと言えます(ただし、職員の余剰は少ないため欠勤する/されるの重みは特養以上)

≪スキル・キャリアパス≫

・利用者様=お客様という意識が強く、接客サービスの色合いが強く接遇マナーが身に付きやすい環境です。
・パワリハ機器を実際に使用する機会を得られることもあり、リハビリ知識の向上に繋がります。
・デイケアの場合、PT・OT・STなども常駐しているので、リハビリ職との連携が図れ、勉強になります。

≪その他≫

・多少時間の前後はありますが、日勤ワンシフトで働きやすく、体調管理もしやすいと思います。但し、最近ではデイサービスに宿泊のサービスを持たせたお泊りデイと呼ばれる形態を取る施設もあり、その場合は夜勤も発生する事になります。

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5. グループホーム(認知症対応型生活介護)で働く

グループホームイメージ画像 介護施設の中でも規模の小さなグループホーム。どんなイメージをお持ちですか?

≪特徴≫

・定員5〜9名/ユニットの全室個室
・家庭的な空間、共同生活空間、生活リハビリというコンセプトのもと何かと家庭サイズ(個浴、キッチン等)なので落ち着く環境かと思います。
・3:1配置、夜勤原則1人/ユニット、看護師不要、ケアマネ1人/ユニット以上です。
 

≪運営≫

・医療体制については訪問看護、訪問診療によるサポートがほとんど。訪問診療報酬の減算改定により提携医療機関、かかりつけ医に苦労するところもあります。
・料理あり。ただし、年数の経過にともない利用者の状態が重度化している施設においては調理業務をせずにケアに集中させるところもでていきている。看取りについての方針は様々。調理システムについては、献立作成⇒仕入買出⇒調理⇒配膳まですべてユニットで行うところから、配膳のみのところまで様々。最近はとくに献立・仕入買出の工程を外注するところが増えています。

≪利用者≫

・平均介護度2.5〜3.0
・認知症であることが大前提。

≪業務・ケア内容≫

・家に近い作りで、より家庭的な雰囲気があります(「施設」というより「住宅」)
・1ユニットあたりの人員配置は手厚いため、ゆったりとしたケアが可能です。
・少人数ケアのため、名前や状態の把握などがしやすいと思います。
・夜勤は1ユニットにつき原則1名の配置基準のため特養より手厚いです。
・日常生活リハビリという名目のもと、利用者と一緒に調理・掃除・洗濯を行えるのも魅力です。
・特養に多い、流れ作業(入浴やオムツ交換など)ではなく、マンツーマン対応が基本になるため「寄り添ったケア」が可能です。
・外出行事や散歩、買い物、園芸など、利用者と楽しめる時間が多いと思います。
・休憩の時間が、利用者の方と一緒にお昼ご飯を食べることで充てられることもあります。

≪給与・福利厚生≫

・通常月の平均税込み月収179,600円(公益財団法人介護安定労働センター 平成27年度介護労働実態調査結果より)

≪スキル・キャリアパス≫

・認知症専門施設のため認知症ケアに関心が高い方におすすめです。
・認知症の程度により介護度の高い施設はありますが、身体的機能は自立されている方も多いと感じます。

≪その他≫

・未経験からスタートしても勤務が続くスタッフが比較的多い事が特徴的です。
・無資格OKの施設も多いです。
・比較的職員の年齢層が高く、主婦の方なども活躍できる職場環境が多いです。

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6. サービス付高齢者住宅(通称:サ高住、サ付) 住宅型有料老人ホーム(通称:住宅有料)で働く

サ高住・住宅型有料老人ホームイメージ
働く人にとって人気が高まりつつあるサ高住・住宅型有料。実際に働いてみないと実は一番実態がわからない施設かもしれません。

≪特徴≫

・個室が主流ですがユニット型とマンション型とあります。
・居室(トイレ付、風呂付など)や共有スペックは多種多様
・小規模〜100床以上まで様々
・通所・訪問が併設されていることが多く、日中の介護サービスはほぼ訪問介護で行われます。
・他の入所系介護サービスと併設される形態も増えてきています。
・夜勤人員基準は・・・当直配置が基準ですが、特養や介護付のような配置をしているところがほとんどです。
・医療連携はクリニック併設型と訪問診療型とあります。
・看護はいたりいなかったり、マチマチです。
・利用者像に応じて配置状況は多種多様です。
  ※自立〜軽度対象の場合だと介護業務は生活援助が主体となります。
 

≪運営≫

・マンションやアパートのような賃貸借(住宅は権利契約)事業を行いながら、訪問介護と通所で介護報酬を得る形態です。
・直近の介護報酬改定で同一建物減算の対象となっており、今後さらに減算が強化されていくリスクがあります。
※訪問▲10%、通所送迎減算▲94単位
・施設によっては看取りまで行っているところもあります。
・併設の訪問・通所の対象が建物内の入居者に限らず、外部の方へのサービス提供をしているところもあります。
・介護技術だけではなく、接遇や折衝など総合的なスキルが要求されると言えるかもしれません。将来ケアマネなどを目指している方には向いている職場環境かもしれません。

≪利用者≫

・介護度は様々※一般的に施設内の設備がゴージャスなところは介護度が軽く、利用者負担額が安価で設備も質素なところほど介護度が重たい印象があります。

《業務・ケア内容》

・訪問介護での対応となるため、個別ケアが可能です。
・ケアプランに基づいてサービス提供を行うため、日々の個々人の業務スケジュールや量が可視化されているため自分の仕事管理が楽です。
・特養と比べると個々人の業務量は少ないと思います(特に身体的負担は軽減)
・入浴を目的としたデイサービス利用をされている方には入浴介助の提供が不要であるため身体的負担は軽いです。
・プラン内に利用者との買い物や散歩が食い込まれていることもあり、利用者と過ごす時間を作りやすいと思います。
・生活援助も必ずあり、掃除や洗濯、場合によっては調理があることもあります。
・特養に比べ、ご家族対応なども多い

≪給与・福利厚生≫

・通常月の平均税込み月収203,800円(公益財団法人介護安定労働センター 平成27年度介護労働実態調査結果より)

≪スキル・キャリアパス≫

・利用者は自立〜要介護の方まで幅広く、接遇マナーの観点から対応力が身に付きます。

≪その他≫

・法人によって運営方針も様々で選択肢は多いです。
・新設が多く、綺麗な職場環境で働けます。

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7. 訪問介護で働く

訪問介護イメージ図
施設とは異なった働き方になる訪問介護。施設で働いている方は気になるところですね。

≪特徴≫

・自宅で生活している方への本来の訪問介護サービスと集合住宅用(サ付、住宅有料等)への訪問介護サービスがあります。
・利用者数に応じてサ責、ヘルパーの配置基準があります。
・管理者/サ責やサ責/ヘルパーの兼務が多く、常勤換算を兼務配置でクリアしているところがほとんどです。ヘルパーはほとんどが非常勤雇用され、利用者宅へのサービス提供は直行直帰が多いと思います。
 

≪運営≫

・ほとんどの事業所は事務員を配置する余裕がないため、管理者、サ責がレセプト業務も負います。
・利用者ごとに担当ヘルパー(1〜2人)が割り当てられます。
・朝や夕方〜夜のサービス量が多いです。

≪利用者≫

・今後の制度改正で介護予防事業が自治体の取り扱いとなるため、将来的には要介護者のみになります。
・介護度は様々です。

≪業務・ケア内容≫

・原則、介護は1対1での個別援助。サービスの間は1対1で、「その方のためだけに」提供できます。
・自宅介護ということで、利用者のこれまでの生活歴や趣味嗜好などの情報を取り込みやすいと思います。
・生活援助であれば、調理・掃除などがメインで身体介護なく、体力的にも負担が少ないです。
・施設と違いチームケアではないため、自分のペースでしがらみなく働けます。
・夜間業務が殆どありません。
・運転が苦手な方でも施設内での訪問介護であれば運転業務がありません。
・移動が大変。
・共同生活空間ではないため誰に遠慮する必要もなく、利用者の専用、専有の環境のもとで介護を提供できます。

≪給与・福利厚生≫

・通常月の平均税込み月収 172,400円 (公益財団法人介護安定労働センター 平成27年度介護労働実態調査結果より)
・時給は高い 平均1,134円(公益財団法人介護安定労働センター 平成27年度介護労働実態調査結果より)
・急遽サービスがなくなって、給与が減ることがあります。
・サ責などへのステップアップが可能です。
・実働時間単価が高い。

≪スキル・キャリアパス≫

・1対1の援助の為、他の職員の介助方法が見れず自己流になりがち。スキルが上がりにくい環境かと思います。
・サ責などへのステップアップが可能な点は魅力的ですね。

≪その他≫

・特に主婦層など就業時間に制限がある方にとっては、時間固定や平日のみなども相談しやすいはず。
・基本的に1人で行動、サービス提供するため、施設によくある人間関係に悩まされることが少ないと思います。
・移動が大変・基本的に1人で行動、サービス提供するため、施設によくある「人間関係に悩まされる」ことが少ないと思います。
・自宅介護ということで、利用者のこれまでの生活歴や趣味嗜好などの情報を取り込みやすいと思います。
・数十分〜1時間程度の拘束時間のため、子育て中の職員にとっては融通が利き働きやすいです。
・時間固定や平日のみなどの勤務がしやすい。

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8. 病院で働く

病院イメージ図
身近なようでなかなか見えない病院。病院での勤務はどんなものでしょうか?

≪特徴≫

・症状にあわせて急性期〜回復期〜療養型のステージがあります。
・うち介護保険型療養病床は減少〜廃止による転換型老健などがあります。
・急性期〜回復期〜療養型のステージごとで基準が異なります。そのうち特に急性期は看護師の配置数に応じて診療報酬がことなるため、人員配置のばらつきは大きいです。
・全ステージで看護補助、ケアワーカーが配置されています。
 

≪介護職の業務について≫

介護保険型・医療保険型療養病床での業務内容は特養のそれに近いです。平均介護度も4.2〜4.4程度と特養より重度の方が多い印象があります。ただ、患者のQOLに疎い場合が多いので注意が必要です。
他にも近いところとしては、精神科病棟があるなどが挙げられます。急性期の場合を除き、認知症の方や重度精神障害の方がおり、また高齢者も多いため介護技術や知識についての介護施設との相違はほぼ無いと思います。

 

≪業務・ケア内容≫

・療養ならば特養以上に重度の方が多く、レクレーションなどを企画や実施する必要はほぼなく身体介護と生活援助が中心となります。
・コミュニケーションを多く取るよりも業務をこなすようにバリバリ働きたい方に合うと思います。

≪給与・福利厚生≫

・通常月の平均税込み月収 210,100円(公益財団法人介護安定労働センター 平成27年度介護労働実態調査結果より)
・夜勤手当や賞与は特養より高めの設定のところが多い

≪スキル・キャリアパス≫

・医療従事者とともに受ける研修機会があるため、医療知識を学べます。
・感染症対策など正しい方法を学ぶことができます。
・医療度の高い方のケアに携われる。様々な症例を経験できます。
・看護師はもちろん、他職種の医療従事者も多くいるため、その場で医療面での疑問点が解消できます。

≪その他≫

・医師や看護師などの医療従事者が中心の職場になります。
・医療従事者が24時間365日体制でいるため介護職として安心です
。 ・無資格でも検討可能な病院多い(看護助手)

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この記事を書いた人

セントスタッフ株式会社
デジタルマーケティング部
井上優喜

求人あるあるの求人作成・記事執筆を担当。 介護士として様々な施設形態での勤務実績あり。求職者目線での記事作成が得意。

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